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Orkin Blog

施設の適切な衛生管理を確実にするための最も効果的な方法の1つは、微生物汚染除去を取り入れることです。この手法では、食品安全を脅かす可能性のあるすべての形態の微生物を除去するために二酸化塩素ガスを使用し、製品や施設を守ります。

とりわけ害虫に関して言えば、食品加工の場においては、食品安全が脅威に晒されやすいのは当然のことです。なぜなら、食品加工施設には害虫にとって必要なもの全て―すなわち、食べ物、湿気、生息場所、そして快適な温度が揃っているからです。従来の害虫管理は、一般的に昆虫や齧歯類などの有害生物に対処するものです。これらを抑制するには、衛生管理が重要な役割を果たします。但し、昆虫や齧歯類によって広められることの多いサルモネラ菌やリステリア菌などの病原菌を抑制する際にも、衛生管理が重要となります。

これらの病原体はきわめて危険な存在になり得ます。食品媒介性疾患を引き起こす可能性があり、企業に対し、製品回収やブランドの評判を損ねるリスクをもたらします。

こうした微小ながらも危険な脅威を施設から確実に除去するための1つの方法として、微生物汚染除去が挙げられます。この汚染除去プロセスにおいては、バクテリア、ウィルス、カビ、真菌および胞子などの汚染物質を除去するために施設の消毒を実施します。 kitchen.

消費者による最終製品の受け入れは、サプライチェーンのパフォーマンスを測る尺度であり、重要品質特性や在庫、価格および食品安全の全てが勘案されます。付加価値を創出するこれらの要素の最適化を実現するには、サプライネットワーク全体が協働し、適切な調整を図ることが不可欠です。

最も重要なのは、この汚染除染プロセスにおいて、あらゆる形態の微生物を除去するために二酸化塩素(アメリカの環境保護庁(EPA)に登録されているガス)が使用されているということです。

この清潔で乾燥した気体は、腐食の可能性がある酸性副産物を生成せず、病原体が潜んでいる可能性のある極めて微細な傷にも浸透するなど、あらゆるエリアに働きかけます。さらに、二酸化塩素は微生物汚染物質が繁殖する可能性のある水や軽食の残渣にも浸透します。

二酸化塩素による微生物除染のしくみ

二酸化塩素は気体であるため、どのような空間にも徐々に充満します。どれほど広く、高さがあり、機器で埋め尽くされているとしても、適切な濃度に達すると均一に完全な滅菌効果を発揮します。

ガスを封じ込めるためにエリアを密閉した後、処置スペースの外でガスが生成され、散布管を通じて吹き込まれます。適切な時間をかけ、適切な濃度で確実に処置が行われるよう、専門家が内部でガスの監視を行います。さらに、安全性を確保するため、処置エリアの外部でも監視が行われます。

また、二酸化塩素は水溶性であるため、従来型の洗浄や手動洗浄の後に少量の水が残った場合でも、処置の効果が発揮されるよう完全に乾燥させる必要はありません。

従来型の衛生管理手法

Orkin Food Processing従来型の多くの衛生管理手法や化学物質を用いることで、目に見える表面部分を洗浄し、滅菌することはできるものの、角、亀裂や割れ目には手が届きにくく、完全な洗浄や滅菌が行えない場合があります。これらのエリアが、施設の汚染の一因となり得ます。

たとえば、精密機器、電子機器、さらには施設全体で微生物汚染問題が発生している可能性がある場合は、ウェットクリーニングが最適な選択肢ではないこともあります。エアロゾル療法が消毒や滅菌の選択肢と考えられる場合もありますが、最高水準の微生物殺菌処置を行うには、エアロゾルの液滴は大きすぎて浸透しにくいことも多く、とりわけ、病原体が潜む極めて微細なエリアなどの手の届きにくい場所には十分に接触することができません。

よって、問題の微生物を除去するために完全に浸透させる最善の方法は、二酸化塩素ガスを用いた燻蒸を実施することです。

安全な汚染除去方法

微生物汚染除去が施設にとって適切であるかを判断するに当たっては、検討段階から実際の処置に至るまで、専門家と協力することが重要です。

空間を安全に汚染除去するためには、以下のようにその空間を封じ込むことが重要です。

  • 全ての入り口を密閉する:
    • ドアや窓
    • 処置スペースの内外に通じる上下水道の配管(パイプ等)
    • 内側と外側とを繋ぐその他の貫通部
  • 空調システムを遮断する

微生物を安全に除去するために専門家と協力することに加え、以下の衛生管理手順を実行することができます:

  • • 問題となっている内部エリアの監視する
    • o 諺にもあるように、内部で起きていることは本当に重要です。これは、食品加工施設の内部にも当てはまります。拭き取りやエリア内(加工装置の内部を含む)の定期的な試料採取、および危害要因分析を通じ、微生物汚染問題の「ホットスポット」を特性することができるようになります。
  • • 病原体や食品媒介性疾患との闘いに関し、従業員を教育する
    • o 従業員が適切な個人衛生規則を遵守しており、抗菌処理が実施されていること(フロアマットが処置済みであること等)を確認する。
    • o 大抵の場合、既存の問題の兆候に最初に気付くのは従業員であるため、彼らに対して衛生問題の有無を点検するとともに、適切な製品を用いてエリアをきちんと清掃するよう教育することが重要です。問題が生じた場合は必ず文書化し、管理者に報告するよう訓練してください。

幸い、微生物汚染問題に関しては燻蒸殺菌といった処置の選択肢があります。二酸化塩素は確実な殺菌を行うとともに、建物や製品を食品安全の脅威から保護するための手段ともなり得ます。施設における適切な微生物汚染除去の実施に関しては、専門の業者に相談することをご検討ください。

OrkinとGFSIとのパートナーシップ

Orkinでは食品安全を重視し、世界のサプライチェーンにおけるプロセスと処理の向上に努めています。世界食品安全会議のダイヤモンドスポンサーとして、Orkinは昨年に引き続きGFSIと連携し、世界各地における食品安全に関する課題や成功事例をGFSIウェブシリーズにて紹介できることを誇りに思います。

今年のGFSIウェブシリーズは当会議にて発表される予定であり、2018年GFSIグローバルマーケットアワードの2名の受賞者を紹介するとともに、GFSIグローバルマーケットプログラムを通じ、どのように食品安全管理システムの改善に取り組んだかについてお話いただく予定です。

 


Ponton DanSQ本ブログはこちらの方にご執筆、ご寄稿いただきました。

Dan Ponton氏
IFC and Orkin エグゼクティブVP&ゼネラルマネジャー