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本当にデータを使って新たなグローバルな課題を解決し、そして新しく、より良く、効率的な方法を見つけることができるでしょうか?これは、全ての産業において問われている質問です。

その答えは、明確な「はい」だと思います。例えば、害虫駆除業界では、私たちの洞察を充実させるためのより多くのデータと、断固たる態度で行動すべく、より多くの可能性が日々もたらされていることは明白です。

実際に、食品業界、特に害虫駆除の分野では、増え続けるデータを活用し、傾向を特定し、積極的に介入する能力が、グローバルな食品安全の舞台において、重要な役割を果たし続けていると言っても過言ではありません。

洞察主導のアプローチが差し迫って必要なのはなぜですか?

食品安全への課題が進化しているということは、利用可能なすべての洞察と知力を用いて新たな害虫のリスクに備えなければならないのは明白で、今、議論が尽くされなくてはなりません。

テクノロジーが進化し、より多くのオンラインプラットフォーム、新しいリテーラー、そして消費者に直接届けられるようになった食品などの開発は、リスクを増やす結果に繋がりました。害虫はシュリンクパックやパレットについてくるようになってきたので、検品を助け、できるだけ早くこれらの害虫を検出するための技術がかなり必要とされています。

グローバル化も急速に進んでいます。特に世界貿易機関の設立は、国際貿易の増加、さらに複雑なサプライチェーン、そして国境を越えた新しい害虫をもたらしました。

その一方で、気候変動は新しい市場での非在来種の害虫の増加、気象パターンの変化や拡大する害虫の増加につながっています。ヨーロッパ全体の年間平均陸地温度は、21世紀の間に世界の陸地温度よりも高くなると予想され、2021年から2050年までに、 1.0度から2.5度の間の気温上昇が予測され[1]、害虫の脅威も増すとされています。

これらの要素をまとめると、解決策を見つけるため、私たちが集めることができる全ての洞察と継続的な学びを活用することが明らかに必要です。ありがたいことに、デジタル技術のおかげで、 洞察がはるかに容易に利用可能な状況にあります。レントキル・イニシャルのデジタル・イノベーション・ディレクター、Paul Doneganは次のように述べています。

「25年前にはペンと紙によるデータがありましたが、 分析は困難で時間がかかりました。しかしテクノロジーが進歩を続けるにつれ、データを認識し、視覚化し、価値を得るという機能がこれまでになく簡単になりました。」

データ主導の行動をとる機会

データの視覚化と傾向のマッピングを始めるときに、食品安全を向上させる可能性は非常に大きいです。また、その可能性は、サプライチェーンのあらゆる部分に存在します。物流や倉庫管理の場合、広く、絶えず稼働している施設の害虫を監視することは非常に困難です。

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技術の進歩のおかげで、害虫の存在を遠隔で捉えて警告し、データを収集し、デジタルプラットフォームとの統合を通じて継続的な分析に利用できるようにする接続デバイスを実装できるようになりました。例えば、レントキルのデータによると、物流や倉庫保管の全侵入害虫のうち、げっ歯類は約50%を占めており、完全性の構築には、害虫を防ぐことを最大の取り組みとして焦点を合わせる必要があります。[2]

これにより、食品安全の専門家や害虫の管理者は、どこで最も頻繁に問題が発生し、近い将来どこで問題が発生する可能性があり積極的に介入すべきかを明確に把握できます。

重要なことに、害虫駆除装置により収集されたデータはまた、気象データなどの過去の第三のデータと重ね合わせることができます。そして、食品業界や害虫管理者は、食品の安全性をさらに正確に管理するのに役立つ予防策を計画できるようになります。長期的には、気候変動のような要因に対応してどのように害虫駆除を適応させる必要があるかを知るのにも役立ちます。

既存の課題と将来の課題への取り組み

最終的には、データと洞察は、食品業界に、より効果的な害虫管理から、より迅速で効率が良く、透明性の高い追跡までを知る機会をもたらします。そして新たな課題に取り組む機会を最大限に活用することが、大変重要です。サプライチェーンが進化すると、害虫が新しい環境で繁殖し、新しいリスクをもたらすため、私たちが直面する新しい課題は重大になるかもしれませんが、ビジネスに意義のある革新的で新しい取り組みを推進するためにデータを利用する本質的かつ現実的な可能性があります。

例えば、様々な情報源からデータを活用し、げっ歯類の感染に特に注意しなくてはならない施設に影響を与える環境要因があるかどうか判断するのに役立つとしたらどうでしょうか?それは施設を計画、建設する前に?Rentokil Official BlogImage3

食品サプライチェーンの小売業では、データが主要な気候および食品監査データと共に、数千のスーパーマーケットからの過去の第三のデータが集約され分析されていることを既に認識しています。目的は、気温、降雨量、水への近さなどの要因と様々な場所の害虫による脅威などの要因の間にある相関関係を発見することです。結果として、これらの分析は現在、スーパーマーケットが新しい店舗建設の前に現場を評価することを可能にする予測モデルにつながっています。

これは様々な情報源から技術とデータを組み合わせることで、食品安全における害虫管理に適応し、先を行くために必要な洞察をどのように提供できるかを示す、現時点での食品業界に数多くある実例の一つです。さらに重要なことは、私たちが既に認識している課題が将来発展する可能性があることを予測し、それに備えることを手助けしてくれます。

詳しくはこちらへ

2019 GSFI世界食品安全会議 2月28日(木)午前8時15分のスペシャル・セッションで、害虫管理の課題を変えているマクロ経済の動向について詳しく知ることができます。著名な経済学者、Linda Yueh氏が、現在の地球環境と今後の動向、これから5年間でどのような影響が食品業界へもたらされるかについて述べます。また、レントキル・イニシャルのグループサイエンスおよびイノベーション・ディレクターである、Savvas Othonは、害虫の増加による食品安全への脅威を考え、技術とデータの活用がいかにして食品業界を害虫による切迫した危機から守るべきか洞察を与えます。

 

[1] 欧州環境機関

[2] レントキル 参照データ


本ブログはこちらの方にご執筆、ご寄稿いただきました。

Chris Bisset
レントキル・イニシャル  カテゴリー部長