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このブログ投稿はGFSI カンファレンス委員会の共同議長である、ダノンのFrédéric René氏とオーシャンのPierre de Ginestel氏による特別共同メッセージです。


Pierre Frederic GFSI2018GFSI世界食品安全会議が2006年にフランスで開催されて以来、クアラルンプール、ヒューストン、東京といった地域を拡大して展開され、2019年は、グローバル・フード・セーフティ・イニチアチブ発祥の地、フランスでの開催となります。この歴史的な里帰りの機会に共同議長を務めることを誇りに思います。

共同議長という関係は、GFSIの本質でもある多数のステークホルダーを反映しています。オーシャンの品質ディレクターであるPierreが食品安全をリテーラーの視点から体験している一方、Frédéricはメーカーであるダノンのチーフ食品安全責任者です。二人が会議の議長を務めることは、お互いの見解を学び合うことであり、どれほど共通点が多いかに気づかされます。例えば、オーシャンとダノンの両社は、サプライヤーとの取り組みにおいて、バリューチェーンの上流から下流まで食品安全を徹底して維持しなければなりません。

さらに、昨年の東京での会議における まとめのご挨拶 の繰り返しになりますが、私たちのアクセントからもお分かりになるように、二人ともフランス人です。私たちは今回のニースでの開催にフランスのアクセントを加えると同時に、国際的に関連のあるコンテンツを維持することがGFSI世界食品安全会議の定義でもあります。


現代の食品安全の発祥の地

GFSI世界食品安全会議の開催地として、フランスは適した場所です。食べ物に対し強い関心を持つ情熱的な土地はそう多くありません。食とはフランス文化の主要な分野のひとつであり、UNESCOが定める無形文化遺産フランスの美食料理としてリストされています。フランス人は生まれつき「生活の芸術」を理解しているように見えますが、特に食卓に関わる質や楽しみに対する直観的な考えはあらゆる場面で表れます。

louis reed 747388 unsplash食について考えることがこれほど重要な国柄であることから、いくつかの最も重要な食品安全技術はフランスから始まったことは、推察いただけるでしょう。19世紀の初めに、菓子職人のNicolas Appert氏は「加熱殺菌」、密閉することによる食品保存の方法を生み出ましたが、それは現在でも缶詰産業や家庭におけるピクルス作りでも同様に無くてはならない方法です。その数十年後には、Louis Pasteur氏は低温殺菌法を考案し、結核や猩紅熱といった感染症の大流行から無数の人々を救うことになりました。フランスは、2000年のGFSI結成で重要な役割を果たし、同国における食品安全革新の長い歴史に加えられました。

近年では、ヨーロッパからアジアと北米アメリカにスポットライトは移りましたが、食品安全管理システムはGFSIが開始してから18年間で急激な変化を遂げてきました。多くの革新がそれらの地域からもたらされた間、フランスはさらに先をいくコンセプトを生み出しています。ニュートリ・スコア(Nutri-Score)の製品前面のラベル表示スキームは革命的でかつシンプルであり、モバイル用のアプリであるアリム・コンフィアンス(Alim’confiance)はレストランにおける衛生査察を追跡できます。

フランスは19世紀の栄誉に満足しているのではなく、この会議を利用して食品安全の最前線に戻ろうとしています。この協働プラットフォームはフランスとヨーロッパの近隣諸国が、舞台に返り咲き、新たな展開や必要とされるアップデートの評価を行うための機会でもあります。GFSIの芯である教訓は、GFSIが食品安全の革新を実現させることであり、阻害することではありません。低温加熱殺菌と同様の規模で革命を可能にするのです。


ステージに登場する幹部のリーダーたち

会議に集うステークホルダーや 世界中からの講演者 との出会いでは、独特で強力なフランスの芳香を空気中に感じることでしょう。プログラムにたくさんのフランス人講演者を迎え、フランスのタッチを加えることを目標にしています。典型的なアクセントや、身をもって示す「生活の芸術」の全てをステージで披露してくださるでしょう。講演者の一人、ミシュラン星付きシェフであるAlain Ducasse氏は、フランス料理における食品安全の重要性について論じるとともに、フレイバーを諦めることなく食品安全を管理するフランスの姿勢を共有します。

またもう一人の著名なフランス人講演者は、ダノンのCEO、Emmanuel Faber氏です。Emmanuel氏は、GFSIの最も熱心な信奉者の一人です。食品業界は、栄養や味同様に、食品安全を優先とすることなくビジネスを持続させることはできないと確信しています。彼とアメリカのメーカーであるモンデリーズのベルギー人CEOであるDirk Van de Put氏は、GFSIと食品業界の成功に必要不可欠なリーダーシップの視点をもたらします。

GFSIにとって、Emmanuel氏とDirk氏の存在は、フランスだけでなく海外の食品安全文化における励みの兆しです。真に結束力のある文化には、CEOおよび幹部のリーダーの心からの参加が必須です。GFSIに積極的に取り組むCEOの数が増えていることから、食品安全文化がビジネスに利益をもたらし、革新の促進となると認識しています。

 

活気ある討論のプラットフォーム

Frederic Rene SIAL典型的なフランス人の社交的伝統が美食の他にあるとすれば、それはフレンドリーな討論です。フランス人は偏見のない人々で、常に考えを共有したり、他の人々が話す内容に耳を傾けることに熱心です。フランス人の討論好きが、会議での国際的なコミュニティに影響を与え、議題に挙がる全てのトピックに率直さと活気を与えることを願います。政府間(GtoG)会議と政府とGFSI理事会(GtoB)会議からネットワーキング・セッションに至るまで、GFSI会議はステークホルダーに新たな課題と解決策における多様な視点を共有し、他に類を見ないプラットフォームを提供するでしょう。未来の世界により安全な食品の供給への道を一緒に築きましょう。

この2月の会議で、生産的な会話に参加しましょう。皆様をニースでお迎えできることを楽しみにしています。


本ブログはこちらの方にご執筆、ご寄稿いただきました。

 Frederic ReneFrédéric René氏
ダノン、フランス
チーフ食品安全責任者
GFSI理事会メンバー
GFSIカンファレンス委員会共同議長         
 pierre de ginestelPierre de Ginestel氏
オーシャン、フランス
品質ディレクター
GFSI理事会メンバー
GFSIカンファレンス委員会共同議長             

 



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写真提供 Unsplash Jay Wennington氏