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GFSIのディレクターに就任して4年間が過ぎましたが、私は自らの出身国で、在職中初の開催となる、GFSI世界食品安全会議に皆様をお迎えできることを誇りに思います。ディレクターとしての立場から、私はGFSIが前例のない速さで成長していくのを見守ってきました。私たちは以前よりも更に多くの企業、政府、認証プログラム機関と関わり、また、ステークホルダーのグループも大きくなり、連携の仕方を模索しています。

フランスでの会議は、GFSIの活動とミッションに初めて参加する人々に向けたセッションで幕を開ける予定です。このオープニング・セッションのタイトルはGFSIとあなたです。毎年参加している方々は全体の80%で、前回の会議以降のGFSIの動きについてアップデートします。今回は、参加者の皆様にこのイニシアチブの歴史的瞬間の数々をご紹介します。私たちの活動こそが、刻々と進化を遂げる組織の将来を決定するのです。


世界的な認知を獲得する

GFSC Tokyo Taylor webGFSIはこの数年間にとてつもない進歩を遂げており、そのことはGFSI理事によって強調されてるように、未だかつてないほど良い状態にあります。食品ネットワークがより一層グローバル化し、お互いの繋がりが増し、より一層の透明化と完全性への志向が強まるにつれ、消費者の食品安全やトレーサビリティへの意識もまた増大しています。認知がされるようになった現在、私たちはより安全で、より効率性の高い食品サプライチェーンを築くのに、地方及び中央の公的機関のサポートは不可欠です。協働のリソースを活用することで、業界のステークホルダーと政府関係者は、共に取り組むことでより効果を上げ、バリューチェーンの全体(始点から終点の消費者に至るまで)の補償措置を確実にしました。

毎年恒例の政府とGFSI理事会メンバー(G2B) 会議への参加者が増加していることが示す通り、世界中の公的機関は、第三者認証を通じて、食品安全の行政フレームワークを補完するGFSIのアプローチの価値を認識しています。過去数年の間に、GFSIはアメリカ、チリ、アルゼンチン、日本、中国、オランダ、メキシコなど、世界中の国々とパートナーとなりました。公的パートナーの皆様は、GFSIが国家および国際的な食品安全の規制に準拠するための補完的役割を果たし、食品安全リスクを低減し、効果的な食品安全管理システム間での同等性と収れん性を実現していることを理解しています。GFSIは、「すべての消費者に安全な食品を」というビジョンを支持する上で、官民リーダー間の架け橋となります。

この協働の精神に則り、GFSIはCODEXなどの関連する外部機関との連携を深めています。GFSIは、国際的な原則や評価のためのガイドラインをまとめ、国家食品管理システムによる第三者認証プログラムの自主的な利用をすすめるなど、様々なCODEXの議論の中心に位置づけられ、これらは食品安全の世界で今年おきた最も影響力の強い決定のひとつだとされます。また、STDFや世界銀行のIFCとGFSP部門と連携できたことを嬉しく思います。GFSIプログラムは、食品安全のキャパシティビルディングのため、各々への提案事項として価値を見出されています。

 

世界的な戦略を地域レベルで実践すること

GFSIがその世界的な広がりと繋がりを強めると同時に、私たちは更に地域に根を深くおろす必要があります。全体的な地域化アプローチは参入する市場ごとに意義のある影響力を与えます。それらは新興市場などで、現在のところは先進国が享受しているような食品安全システムへのアクセスを持っていませんが、低所得国の人々が低い食品安全の基準を許容していると想定すべきではありません。GFSIのステークホルダーは50ヵ国以上から集まり、食品安全の話題となると皆、同じ土俵で話します。

私たちの グローバル・マーケット・プログラムは、段階を踏んだキャパシティビルディングのカリキュラムであり、かつてこれほど広範囲に渡って実践されたことはなく、GFSIと国の機関および世界中のIGOによる協働に参画していただいたおかげです。多くの企業にとって、食品安全システムを成長させ、新しい市場へのアクセスを可能にし、食品サプライチェーンにおける信頼を高め醸成することへの助けとなります。

GFSC Tokyo LocalGroups web

私たちのローカル・グループは、世界的戦略を地域のレベルで実践するというミッションにおいて、不可欠な要素です。グループは業界でも食品安全の地域特有の課題に精通した専門家によって構成されていて、地域の生産者もいれば、複数国に拠点をおいているグローバル企業の地域担当者もいます。GFSIの目標を支持する専門家の複数が集まって、知識を共有し、地域を越えた食品安全の管理に対して調和のとれたアプローチを推進します。

GFSIローカル・グループ は、日本、中国、ヨーロッパ、アメリカ、カナダ、メキシコ、南米で運営されています。最近はオーストラリアとニュージーランドがGFSIローカル・グループに参加したことにより、世界的な食品チェーンの主要な7地域を代表することになりました。それでも、このプロジェクトの臨界量からは程遠いのです。アフリカやアジアなどあまり活発ではない地域からのステークホルダーの関心や、積極的なGFSI世界食品安全会議への参加などは、ローカル・グループ拡張の可能性をよく示しています。


前進のための足場固め

GFSIの様々なステークホルダーによる協働に向けた戦略におけるもう一つの主力は、テクニカル・ワーキング・グループです。これらのグループは業界をはじめ、学術界、それ以外の分野から技術的な専門家を特定の課題の下に結集します。食品安全文化から、食品衛生化学の分野まで、18カ月という短期間で目標に掲げた解決策を実現します。時に数百名から応募を受けることがありますが、各グループは25名と上限が決まっているため、参加希望者と同様にもどかしさを感じています。そのため、現在と未来の食品業界に影響を与える、より幅広い課題に特化して、より多くのテクニカル・ワーキング・グループを結成する予定です。私たちは常に協働が不可欠で、GFSIが特別な貢献をすることが可能な課題を優先します。

GFSI Tools Videoテクニカル・ワーキング・グループで開発された解決策は、 GFSIライブラリーの記録に残され、オープン・ソースの情報として、食品安全の知識を獲得することに関心をもつ誰もがアクセスできるようにしています。既にライブラリーでは、アップデートされたグローバル・マーケット・プログラムが追加され、大いに期待をされています。同様に新しいベンチマーキング要求事項第8版も2019年中に登場する予定です。GFSIはベンチマーキングの役割以上の進化を遂げていますが、私たちはベンチマーキングを通じた認証の取り組みを継続し、協働しながら食品安全の基準を高めていきます。

<pディレクターとしての就任期間中に目にした、GFSIにおきた変化について検証すると、明らかなテーマが浮上します。GFSIの各部門は成長し拡大し、そして互いに結び付いていきます。来年、GFSIは、ローカル・グループ、テクニカル・ワーキング・グループ、より認知度の高い規格オーナー、更には理事会メンバーも増え、より多くを学ぶことでしょう。

ぜひ GFSI世界食品安全会議 「GFSIとあなた」に参加し、成長著しいGFSIプロジェクトに新たに参加するたくさんの人々と共に、この拡張し続けるコミュニティを歓迎しましょう。

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VDB GFSI

本ブログはこちらの方にご執筆、ご寄稿いただきました。

ザ・コンシューマー・グッズ・フォーラム
GFSIディレクター,
Véronique Discours-Buhot氏

 



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写真提供 Unsplash Jay Wennington氏