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このブログ投稿は数週間に渡って発信されるシリーズの第2弾です。このシリーズでは世界中から選ばれた4ヵ国(メキシコ、日本、ナイジェリア、パキスタン)の2018GFSIのグローバル・マーケット・アワードの受賞者について、皆様に知っていただくとともに、彼らがどのようにグローバル・マーケット・プログラムを活用して、食品安全マネジメントシステムの向上に至ったのかをお伝えします。この賞で授与されたのは、日本の東京で開催された世界食品安全会議2018とディスカバリー・ツアーへの参加費および旅費です。

今年、二つ目の寄稿は、メキシコの受賞者、 アソシアシオネス・アグロインダストリアレス・セラナスS.A.de C.V社の、Gabriel Barreda Ortega氏です。

グローバル・マーケット・プログラムについて

グローバル・マーケット・プログラムは、GFSIによって認証への道を構築するためのプログラムとして7年前に作られました。このプログラムは、食品安全システムを持たないか、不十分な企業に認証取得に向けた非認定の入口を提供するもので、生産および製造業務における能力育成、継続的改善を段階的に行えるよう設計されており、食品安全に関する課題に対応する方法を提案しています。 それにより、世界の食品サプライチェーンにおける危害を抑えると同時にGFSI承認認証規格オーナーの1つから認証を得ることで市場参入を推進することができます。プログラムのツールキットは、GFSI要求事項をベースにした自己診断チェックリストと、トレーニングと能力形成フレームワーク、プログラム全体のプロトコルをユーザー向けの説明から構成されています。

GFSIが行なっている世界食品安全基準のベンチマーキングを主導する役割に加えて、グローバル・マーケット・プログラムの開発は、あらゆる地域の消費者に対する食品安全に対する改善への貢献として、業界のステークホルダーから称賛を受けています。ツールキットは一次産品と製造業の範囲で入手可能であり、 GFSI  ライブラリーでは、無料のオープン・ソースとして、多言語で用意されています。


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セラナス社とGFSI グローバル・マーケット・プログラム:これまでの軌跡

2017年5月29日にメキシコのネスレ社はアソシアシオネス・アグロインダストリアレス・セラナスS.A.de C.V社(セラナス社)の幹部を招いて、グローバル・フード・セーフティ・イニシアチブ(GFSI)のグローバル・マーケット・プログラムに参加するよう呼びかけました。当初、社員たちは食品安全の課題に関して懐疑的でした。プログラムの基礎レベルを網羅することが難しく、特にプログラムの中級レベルへ改善するのに必要な点を検知することが困難でした。しかしながら、時間経過とともに、セラナス社のチームはプログラムに適応し、実行することに対し、熱意とコミットメントを示しはじめました。

グローバル・マーケット・プログラムの自己診断ツールを使用し、私たちは社内の品質管理と食品安全のマネジメントシステムを構築することができました。この継続的な改善プロセスにおいて、経営幹部の支援を得ながら、私たちは組織全体を貫く食品安全の哲学に根差したシステムの構築を達成しました。それに加えて、私たちは品質管理と食品安全のマネジメントシステムとサステナビリティ分野の関連に気づかされました。これにより、私たちはレインフォレスト・アライアンスや4cなどのサステナビリティ認証のライセンスを再確認し、強化することにより、かなりの部分で経費削減が可能となり、それぞれの監査においても良い結果を得ることができました。

一般的に、皆様が企業の品質保証の責任者であるなら、企業規模や従業員数は関係ないとされています。食品安全の課題を受け容れ、他の人々が追随できるプロジェクトを信頼することが不可欠ですが、先ずはトップマネジメントやビジネスのオーナーからそれを始めることです。労働環境の外側から、食品安全の課題について考えることも重要です。それには、食品安全の重要さを皆様の家族や、その他の同僚とも語り合うことが含まれます。

全体として、グローバル・マーケット・プログラムの利用し、より良いビジネスプロセスの管理を構築することは、私たちの品質管理向上の一助となり、企業方針や指針、HACCP、教育訓練、製造部門チームへのマニュアル作成、加工・流通過程の管理(chain of custody)、人事部門など全てのビジネス分野が関わることです。それはまた、私たちが顧客からよりよい評判を得ることにつながっており、特にネスレ社には私たちの安全で害のない食品を供給、納品できる能力を好意的に受け止めていただいています。そしてついには、私たちの従業員やステークホルダーの皆様のために、企業として食品安全の文化を築き上げるための能力養成の一助となり、それはまた企業のDNAに影響を与えました。なおかつ、メキシコにおいて同様の取り組みの実施やイニシアチブを模索している、メキシコ国内企業や外資系の企業にとっての手本となります。

2018 東京開催のGFSI グローバル・マーケット・アワードで、ラテン・アメリカとして受賞

セラナス社は2018年のグローバル・マーケット・アワードで、食品安全の進展における卓越性により賞を授かったことを誇りに思います。東京で賞を獲得したことは、企業の株主をはじめとし、私の専門分野の開発や、品質保証チーム、そして全ての同僚たちや協力者たちを満足させるものでした。私が自社製品と製造過程に、より厳しい品質管理を敷くための陣頭指揮を取り始めてから、3年以上が経ちますが、その努力が認められたことは素晴らしいことです。東京への出張では、業界の専門家やサービスプロバイダー、そして私たちと近い規模や運営の複雑性を備えた企業、パキスタン、ナイジェリア、日本といった国々の企業の皆様と知り合いになる機会をもつことができました。私たちの経験、ビジョン、計画や不安などを共有することは大きなフィードバックを得ることにつながり、それらのアイデアをセラナス社に持ち帰ることで、継続的な成長と改善を可能にするのです。

この賞はチームの結束により得られました。グローバル・マーケット・アワードのツールキットにあるチェックリストの評価に適合できるよう、全員が能力の向上懸命に努力しました。品質管理チームにとっては、監査への準備のための厳しいハードワークの結果に直接接することができ、そして新しい管理やプロセスの導入と、そのことが認められたことは良かったと思います。賞に輝いたことはチームに、より強固な能力の育成をセラナス社全体として目指していこうとの、動機を与えました。日本から持ち帰ったこの成果、ネットワークとベンチマーキングは、チームが今後も改善を続け、セラナス社に大きな価値をもたらすための、確かな一助となるでしょう。

セラナス社の将来

グローバル・マーケットでの経験を踏まえ、セラナス社は今後、食品製造の準備、取扱い、保管体制により注視し、食中毒の発生予防に努めます。食品安全についてのより高い意識は、より品質の高い製品へとつながり、最終的には全世界への輸出が可能になるでしょう。私たちの2018年の目標は、ネスレ社との取り組みであるグローバル・マーケット・プログラムの中級レベルよりも高いレベルのプログラムの導入を完了することです。将来、私たちはセラナス社をより良い企業とするべく、また私たちの顧客や、サプライヤーや、従事するコミュニティ、環境、そしてもちろん、チームのためにも、より一層の努力を続けていく所存です。

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本ブログはこちらの方にご執筆、ご寄稿いただきました:

GabrielOrtegaGMaPwinnerprofilephoto

Gabriel Barreda Ortega 

アソシアシオネス・アグロインダストリアレス・セラナスS.A.de C.V社


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