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SGS Sponsor GFSC 2018

 

SGSは、2018年に東京で開催された世界食品安全会議にスポンサーとして出展しました。

イベント中、SGSは業界エキスパートによる2つのプレゼンテーションを主催しました。

・大規模イベント:フードサプライチェーンの防御~課題と戦略~SGSジャパン㈱食品認証部アシスタントマネージャー 南谷怜による特別セッション

・SGS Seafood and Aquaculture Segment Manager, Cormac O’Sullivan氏によるブレイクアウトセッション:アクアカルチャーとシーフード

大規模イベント:フードサプライチェーンの防御~課題と戦略~

南谷氏は、フードディフェンスの3人の専門家とセッションを行いました。

・農林水産省 消費・安全局食品安全政策課 課長補佐(危機管理) 永田 一穂氏

・奈良県立医科大学 公衆衛生学講座 赤羽 学氏

・株式会社 三菱総合研究所 科学・安全事業本部 山口 健太郎氏

パネルでは、日本の食品防御研究班が創設された背景と、特にフードディフェンスと緊急時の対策に重点を置いた日本の食品防御ガイドラインの要求事項が取り上げられました。

南谷は、「過激派やテロリストによる食品への意図的混入行為が消費者に害を及ぼす事は、現実的なリスクとして考えられます。今回このような、50カ国以上の食品安全専門家が集まる理想的な場で大規模イベントの対策を通して業界が直面している重要な課題を強調する機会が可能となりとても嬉しく感じています。このパネルの目的は、食品業界のパートナー達へ意図的な食品混入の事例の共有、リスクの発生場所やその回避方法が明らかにする事です。今回最も重要だったのは、今後日本で行われる大規模イベントへ参加する食品サプライヤーとケータリング事業者へ、評価と予防処置によってリスクを最小限に抑えるためにすぐにできる実用的な手順を示せたことです」と述べました。

過去に日本で起こった意図的な混入事件の事例を用いて、予防対策が有効な「場所とプロセス」の例が示されました。

リスクを低減する要素には、単一の場所で行われる活動やプロセスが含まれます。つまり、 食品を提供する前に追加のプロセスが存在せず、一人の人だけが働いている場所やプロセスにリスクを低減する対策が必要になります。

大規模イベントに推奨される対策には、不特定多数の人をどのようにアクセス制限をしモニタリングするか、セルフサービスへの対応や個別包装への対策、従業員に異常なものを発見した際には声をあげるよう促すという従業員の教育などが含まれます。

SGS Special Session @ GFSC 2018その他、以下のようなことを共有しました。

  • セキュリティをできるだけ厳重にする
  • 定期的な監査や検査は、効果的なツールとなり得る
  • 危機管理が重要な役割を果たす

大学、研究機関、小売業、農林水産省、SGSがメンバーとなっている日本の「食品防御研究班」の概要が示されました。 研究班では、英国、米国、ブラジル、日本と同様に、現地での過去の出来事から、教訓や適正実施規範を研究し、プロセスにおける主要なセキュリティ対策と戦略を特定しました。

・ベンダー認証プログラム

・クロスドッキング設備

・従業員教育

・保管

・化学物質および毒性物質の管理

・5S手法

これらを踏まえて、2018年には、メーカー、運送業者、ケータリング業者向けのオンラインeラーニングツールと対面式のセミナーによるトレーニングが予定されています。

アクアカルチャーとシーフード

2016年の国連食糧農業機関(FAO)によると、養殖された魚介類内の抗生物質残留物は、EUの拒絶反応の約28%、水産養殖の米国拒絶反応の20%を占めていました。

「ブレイクアウトセッション」でのアクアカルチャーとシーフードのプレゼンテーションの際に、SGS Seafood and Aquaculture Segment ManagerであるCormac O’Sullivanによってこれらの統計が強調されました。

Cormacは、養殖魚介類認証プログラムが抗生物質残留物をどのように取り扱っているかを調べるため、養殖魚介類(一般的な治療法およびそれを必要とする感染症)における抗生物質の起源と、その使用が輸入拒否に及ぼす影響について取り上げました。

Cormacは、「約1,600億ドル規模の業界では、ベストプラクティスと消費者の信頼を確保することが、継続的な成長にとって不可欠です」と説明しました。

孵化場、農場、加工施設、飼料工場のいずれの養殖生産者が、認証プログラムを通じて安全かつ持続可能な調達の魚介類を提供するというコミットメントを実証できることを示したいのです。

ASC(Aquapulture Stewardship Council)、GLOBALG.A.P.、適正水産養殖規範(BAP)が 3つの主要な養殖海産物の基準であり、すべて共通の根拠を持って抗生物質の使用と残留物の問題に取り組んでいます。

3つの基準ともに、以下の内容を要求しています。

  • 抗生物質使用のための獣医処方
  • すべての治療の完全な記録保持
  • 撤退期間の観察
  • 予防的な薬の使用(ワクチンを除く)

3つのスキームはすべてこの問題に真剣に取り組んでいますが、わずかに異なる独自のアプローチがあります。 検査が必要な抗生物質の定義済みリストを有するBAPは、監査プロセスの一部として完成品の定期的な検査を必要としています。

GLOBALG.A.P.は、可能性のある汚染物質と抗生物質の使用に関するリスクアセスメントと、それに対応する試験と未承認医薬品に必要な試験が要求されています。 ASCには種固有の要件があり、そのうちのいくつかはエビ生産における抗生物質の使用を禁止し、ヒトの使用に不可欠な抗生物質の使用を禁止しています。

(詳細情報)

SGSによる適正水産養殖規範(BAP)、水産養殖管理協議会(ASC)、およびGLOBALG.A.P.の詳細については、 http://www.sgs.com/food をご覧ください。

フードディフェンスの計画策定については、www.foodsafety.sgs.comをご覧いただくか、このメールアドレスはスパムボットから保護されています。閲覧するにはJavaScriptを有効にする必要があります。までメールにてご連絡ください。

SGSのホワイトペーパー「フードディフェンス:サプライチェーンの確保」をダウンロードするには、www.sgs.com/fooddefensepaper をご覧ください。

To download the SGS white paper: ‘Food Defense: Securing the Supply Chain’ visit: www.sgs.com/fooddefensepaper

 


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この投稿は次の人によって書かれ、寄稿されました:

Dr Evangelia Komitopoulou
Global Customised Solutions Manager,
Food Safety & Quality,
SGS