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2019年2月27日、フランス、ニース - 世界食品安全会議の2日目。ニースが有名なカーニバルで盛り上がる間、アクロポリス会議場は異なる祝祭で賑やかになりました。イベントの最も忙しい日、水曜日のスケジュールは数多くのトピックスと授賞式、そして今週最も待ち望まれたソーシャルイベントで終わりました。

プレナリー(本会議)3:グローバルマーケット大使を祝して

本日の最初のプレナリーは、GFSI認証への道をたどる食品事業の段階的な能力開発プログラムであるグローバル・マーケット・プログラムに捧げられました。司会を務めるMike Taylor氏は、「世界中にGFSI大使のグループを結成する」べく、このプログラムを称賛しました。

GMAP7 111040このセッションでは、昨年の受賞者の1人、メキシコでコーヒー、カカオやオールスパイスを製造するAsociaciones Agroindustriales SerranasのRoben Vincon Veracruz氏によるGFSI Webシリーズの新しいエピソードから始まり、これらの大使の多くの意見が共有されました。

ビデオでは、グローバル・マーケット・プログラムの実施からビジネス取引において1件も不成立となったことはありませんという証言とともに、カラフルなメキシコの村の生活の様子を散在させていました。昨年の他の2人の受賞者からも、自国での利益増加と食品安全意識の向上につながったという肯定的なメディア報道を含んだ、受賞後の経験を共有するためのビデオメッセージを受け取りました。

参加者がグローバル・マーケット・プログラムを理解するために、ネスレメキシコのLuis Hernandez Juarez氏とオーシャンのPierre de Ginestel氏は、それぞれ企業内でどのようにプログラムを適用するか説明し、選考委員のJean Kamanzi氏が賞の基準を説明しました。最後に、賞のスポンサーであるグリーンフェンスのCEO、Mike Taylor氏とMitch Chait氏が、今年の受賞者を発表しました。

GFSIディレクター、Véronique Discours-Buhotは締めくくりで、「私はここにいらっしゃった受賞者に感謝いたします。皆さんのエネルギーで私たちは満たされ、私たちが毎日従事していることが重要で、有益であるという、これ以上の証拠はありません。」と述べました。

プレナリー(本会議)4:事故を学ぶ機会に変える

2回目のプレナリーは、1,600人以上の食品安全の専門家によって回答されたDNV-GL調査の結果の要約で始まりました。デジタルテクノロジーは業務に大きな役割を果たしていないと回答した91%は、この技術情報満載のセッションから何かを学ぶことができたはずです。

リコール・インスティチュートのディレクター、Steven Hather氏は、過去12か月間の食品リコールの概要から始め、世界規模の広がりを示す地図を紹介しました。より最近の課題に光を当てつつ、何十年も前の出来事、1999年、ベルギーにおけるコカコーラのリコールを指摘しました。レポートの分析は、この有名なリコールは品質の問題ではなく認識の問題であった可能性があることを示唆しています。今日では、企業はソーシャルメディアを使用して認識に影響を与え、Hather氏曰く「危機の嵐」を介してメッセージを伝えることができます。

NEWPLENARY4その後の講演者は、ソーシャルメディアを含む技術が、最近の食品安全事故に影響を与えた方法についてのケーススタディを発表しました。マース・グローバル・サービスのJerome Combrisson氏は、南アフリカにおけるリステリア菌の発生という、実に壊滅的な食品安全事故について述べました。これは、最終的に全ゲノムシークエンシングの助けを借りて追跡され、幕を閉じました。クローガーの企業食品技術および規制コンプライアンス部門VPであるHoward Popoola氏は、米国の最大規模のスーパーマーケットチェーンが、最近のロメインレタスにおける大腸菌の発生を減らすために使用した方法について、メディアや規制機関への対応を含んだ説明しました。規制機関からの参加者に向けて、会議のモットーにもなるようなメッセージ「協働すれば仕事は減る」と締めくくりました。

最後に、自分の組織をデジタル時代へと導いたことで起訴を招いた英国金融サービス機構(UK FSA)のJulie Pierce氏は、規制機関の意見を会話にもたらしました。Pierce氏は、「開示ディレクター」の役職の名の通り、データを介してコミュニケーションをとり、共有する力を信じています。チームのプロジェクトには、TwitterやYoutubeなどのプラットフォームでの言及を追跡して、病原体の広がりをマップするソーシャルメディアの「リスニング」キャンペーンや、さまざまな情報源からのデータを組み込んだリスク評価モデルなどがあります。彼女は規制機関が双方の利益のために業界と協力すべきであると認識しています。「それはGFSIのような対話を招集し、協働作業を行い、全員がこれに広く参加できるようにする必要があります」と述べました。

ブレイクアウト(分科会)、スペシャル・セッション、テック・トーク: 詳細を掘り下げる

この充実したプログラムの会議では、プレナリーが参加者にとって唯一の機会ではありませんでした。午前中は早くから4つのスペシャル・セッションが同時開催され、それぞれが食品のあり方を変えている技術的な解決策に焦点を当てていました。ブロックチェーンは依然として注目の話題です - あるセッションで、グリーンフェンスの代表者たちは組織が「わずか15分」でブロックチェーンソリューションを適用できる方法を説明し、隣の会議室では、メトロ、ダノン、カルフール、タイソンなどの企業のリーダーが、トレーサビリティと透明性を向上させるためのブロックチェーンや他の技術の効力について、それぞれ証言しました。「デジタル化」の大きな可能性もまた、十分議論の余地があることが証明されました。残りの2つのセッションでは、製品を監視し、サプライチェーンの開始から消費者まで価値を創造するためのデジタルテクノロジーの応用が説明されました。

ブレイクアウト(分科会)は、プレナリーでより広範に議論されたいくつかのトピックスをさらに深く掘り下げる機会となりました。今日のスケジュールでは、合計6つのブレイクアウトと1つのCPOセッションが2つの並列ブロックにまとめられていました。セッションでは、第三者認証、データ管理、最新の微生物学方法論などの対策を提案する専門家と 共に、新たな課題と食品安全の将来をテーマにしたソリューションベースのアプローチを検討しました。

この日は午後のネットワーキング休憩中に4つのテクニカルトークも開催されました。DEBORATT クリエイティブなソリューションとして、ロイドレジスターからは、リスクベースの監査プログラムを設計するための顧客向けのプラットフォーム、IFSマネージメントからは品質管理マネージャーを支えるトレンドリスクモニター、また、トレースワンからはイノベーションを妥協せずに規格を維持する方法などが紹介されました。ザ・コンシューマー・グッズ・フォーラム(CGF)の環境サステイナビリティチームのシニアマネージャーは、GFSIのステークホルダーが他のCGFイニシアチブでもインスピレーションを求めるよう奨励する講演を行いました。

今日のプログラム終了後には、参加者はプロムナード・デ・ザングレを散策して(またはシャトルバスに乗って)ル・ネグレスコでの公式ディナーレセプションに向かいました。ホテルはニースの象徴的な歴史的建造物として、カーニバルの山車にも時々登場します。壮大な新古典主義風なホテルを背景に、会議での議題は、GFSIのステータスが「世界最大の食品安全のための会話」であることを証明するべく議論を巻き起こしていました。