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ローカルグループは、世界各地の消費者のために食品安全を改善するというビジョンを持ち、グローバル戦略を率先して実践しています。私は、GFSI Japan ローカルグループ 議長として、この食品の専門家たちのグループのリーダであることに誇りをもっています。GFSI Japan ローカルグループが、2012年に初のGFSIローカルグループとして発足してからたどってきた道を振り返ってみます。

島国である日本は、食品文化をはじめユニークな文化を醸成してきましたが、言語も例外ではありません。その言語がGFSIを理解し広めるうえで大きな障害でした。

そのために、GFSI Japanローカルグループは、まず「GFSIとは何か」を理解するために、GFSI技術文書(GFSIガイダンス文書、グローバルマーケットプログラムなど)の翻訳に着手しました。

GFSI Japanローカルグループの最近の業績の概要を紹介します。ご興味があれば、年間報告書にアクセスして詳細をご覧ください。[2012, 2013]

GFSIの認知度を上げるために、Food Safety Dayをはじめ、ワークショップなどのイベントを全国で開催しました。同時に、政府との協働を図るために、行政機関を数多く訪問しました。

私たちは、東京を超え全国にGFSIを広めることに取り組みました。GFSIワークショップを7大都市で開催し、1年で773人を集客し成功裏に終えることができました。


GFSIの実践に向けて、日本の中小企業にとってのグローバルマーケットプログラムのメリットを知るために、パイロットプロジェクトを212社で実施しました。

日本の食品産業は多くの中小企業で成り立っています。日本でGFSIを広めるには、中小企業にとってグローバルマーケットプログラムが実施しやすいかを確認する必要がありました。

また、農林水産省主催のフード・コミュニケーション・プロジェクトの工場調査監査項目と、グローバルマーケットプログラムとの整合性を検討しました。この結果は、2014年アナハイムで開催された世界食品安全会議にて、農林水産省の横田氏から紹介されました。

GFSI Japan ローカルグループの今後の活動について、今年、GFSI Japanステアリングコミティーおよび各WGの活動を見直しています。

GFSI活動を拡大し、サプライヤーのGFSI承認スキームの第3者認証取得を進めるために、アプローチを変えることを決めました。下図に示すように、戦略的な改革を進めています。 


GFSI Japan ローカルグループの設立以来、GFSI活動はサプライヤーを対象としてきました。

しかし、サプライヤーを動機付けるには、バイヤー(小売、メーカーなど)、政府、メディア、認証機関などに積極的に働きかけ関係を築くことが必要であることがわかりました。

具体的には、新設のフードチェーンTF(タスクフォース)は、議長の直下で活動を展開し、グローバルマーケットプログラムの活用を小売りなどに働きかけます。

小売、メーカーに働きかけ、「グローバルマーケットプログラム」をサプライヤーに(調達基準として)採用すること、そして、小売り間で監査結果を共有することが重要であると考えています。


同時に、メディアを活用して、食品業界を超えて、展示会、雑誌、業界紙などにGFSI情報を掲載します。

さらに、中央政府と協働して、国内の食品安全に関する基準とGFSI承認スキームとの調和を図ります。

また、認証機関に働きかけ、グローバルマーケットプログラムの評価者の質と数を確保、同ツールの商品化を図ります。

日本は、繊細で注意深い衛生管理で独特な食文化を醸成してきました。

食の調達がグローバル化している中、日本独特の食文化を守ると同時に、FSMSの国際調和が重要であると考えています。

GFSI Japanローカルグループは、2020年の東京オリンピックを中期目標に掲げ、日本の食品業界の国際調和を率先して行っていきます。


この記事の投稿者:

岸 克樹
イオン株式会社 品質管理部 部長
GFSI理事会メンバー及びGFSI日本ローカル・グループ 議長