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はじめに

認定と認証はしばしば誤って使用されることがある用語です。監査可能な認証規格、基準、規則および要求事項であふれる業界には、数多くの専門用語が氾濫しています。GFSIのベンチマーキング要求事項では役立つ包括的な用語集を用意しています。

以下の定義を確実に理解することから始めましょう。

  • 認定:認定機関が、認証サービスを提供する認証機関の資質を国際基準に照合して正式に承認するプロセス。
  • 認証:監査に基づいて、認定された認証機関が食品安全に関する要求事項や管理システムならびにそれらの実施が要求事項に準拠していることを書面で保証するプロセス。

2011年3月、GFSIは「第三者認証を通じた食品安全の向上」というタイトルの白書を公表しました。これはこちらからダウンロードできます。これを読むと認証プロセスの包括的概要がわかります。

認定:実施方法

認証機関は、スタッフ全員の力量を保証する制度を導入していなければなりません。特に監査人に能力があることを実証する必要があります。これらシステムが実施されていることを確認するために、認定機関は国際標準化機構(ISO)のISO/IECガイド65またはISO/IEC17021のどちらかの基準を利用します。

2つの基準には認証機関の作業方法について類似要件が記載されています。これら2つの基準はともに、利益相反の回避、顧客情報の管理、適切な有資格者の配置、監査人の校正にかかる問題点やその他認証プロセスに伴う多くの点に対応しています。

この2つのアプローチにはある技術的な違いがあり、白書で説明しています。この違いは、管理システムと製品システムの違いに関わるものです。

2つの基準は、規則への準拠と、この基準適用により世界的団体である国際認定フォーラム(IAF)による認証規格の一貫した実施を支持するのに役立ちます。両者は協力して、IAF相互認証協定書という、一貫性を導入する仕組みを開発しました。

認証:実施方法

認定機関を選定すると、最初の管理プロセスが始まります。これには申請書の記載が含まれますが、これが契約書の基礎となります。これは監査期間の計算と適切な監査人の任命に役立ちます。

監査は生産の繁忙期中に予定されなければなりません。 この監査では、ある工場が基準の要求事項に準拠するために食品安全統制を識別し、実施できているかを判断します。 認証監査は常に協議なく行われます。これは、監査人が指示や助言を与えないことを意味しています。 監査人はHACCPプラン、手順書、ポリシー、現場の状態および記録を閲覧し、工場における計画の実施状況を観察します。 確認された不適合は文書にまとめられ、監査終了時に工場に伝えられます。 認証規格によって規定されたフォーマットに沿って正式な報告書が作成されます。認証を取得するために、食品会社はすべての不適合を是正し、再発防止を求められます。各認証規格はこれらの終結に独自の期限を設けています。 認証機関は提出された証拠を調査し、受理するか再提出を求めるかを決定します。認証規格が指示する場合には、終結を検証するために追加の現地訪問が必要な場合があります。 認証に係る最終決定は、監査員とではなく、監査または工場に関与しなかった認証機関の人物と行います。 年次の再認証が必要です。この規則は認証規格によって異なることがありますが、通常、初回認証監査日に近い時期に行われます。

信頼性

近年、第三者による食品安全監査が主要メディアから厳しく見直されています。報道によると、これら第三者機関の監査員から高い格付を付与されていた現場が深刻な疾病や死亡事故の発生と関係しており、後に規制当局によって閉鎖されています。今日までに報告された大半のケースは、これらの事例はサプライヤーと非認定の独立監査機関との1対1の契約に基づくもので、監督や承認を得ていませんでした。

認定された承認は食品安全について保証を与えるものでも、また食品安全事故を予防するものでもありません。認証は監査プロセスの厳密さを大幅に高め、食品安全のリスクを低減する、実績ある抑制と均衡のフレームワークを提供します。

食品会社は、食品安全に関する自社の準拠状況についての証拠を提供するために、第三者による監査のみに依拠するべきではありません。それらは食品安全管理に対するリスクベースの戦略において使用されるべきツールなのです。しかしながら正しく利用すれば、認定された第三者による認証監査は工場内での行動や実務を実施し、維持を目指す、すべての食品会社にとって有効なツールとなります。