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2000年、世界中の企業のCEOがザ・コンシューマー・グッズ・フォーラム(当時はCIES)に会し、より安全なサプライチェーンを通じて消費者からの信頼を強化し維持する必要があることで合意しました。GFSIはこの目的達成のために、サプライチェーン全体で監査の重複を低減させる食品安全基準の調和を図るために設立されました。当時あらゆる企業が採用できる「グローバル」と呼べるスキームはありませんでした。そのためGFSIではベンチマーキングという手段にまで遡り、柔軟性と市場の選択肢を残しつつ、既存の食品安全認証規格間の等価性を決定するモデルを開発しています。

GFSIのベンチマーキング要求事項

2001年8月、GFSIはGFSIガイダンス文書として知られていたベンチマーキング要求事項の最初の草案を公表しました。それ自体は食品安全基準ではなく、GFSIは認証にも認定活動にも関与していません。世界中の食品安全専門家からの助言を受けて起草されたこのベンチマーキングモデルは、食品安全認証規格がGFSIによって承認されるプロセスを規定しています。これは承認を求める食品安全の認証規格オーナー(CPO)に対する助言および要求事項を明記しています。ここには安全な食品、飼料または包装の製造、もしくはサービス提供に対する主な要素が列挙されています。この文書は安定した承認規格を保証するために、世界中の業界と協働し、定期的に更新されています。

 

内容:

  • これは、食品安全マネジメント認証規格間の等価性を決定するという、GFSIの主な目的の1つを達成するツールです。
  • ベンチマーキングに対する正式なプロセスを提供します。
  • 科学に基づく、現代的で、正確なツールです。

該当しない内容:

  • これは食品安全基準ではありません。
  • これと比較して食品会社を監査または認証することはできません。
  • 食品小売業者、製造業者またはCPOに対する方針を決定するものではなく、また食品の品質、動物の福祉、環境基準もしくは食品安全の範囲外のその他分野に対する要求事項を規定するものでもありません。

ベンチマーキング要求事項について詳しく知りたい場合

ベンチマーキングとその適合性

GFSIでは、購買企業がGFSI承認認証規格に照合し、第三者による監査により発行される認証を受け入れることを推奨しています。それによりサプライヤーは監査負担を軽減することで一層効果的に協働できます。これは世界中で生産・販売される食品の品質確保にリソースが使えることを意味しています。食品安全基準の調和によりサプライチェーンの透明性と効率性が向上し、費用が削減され、世界中の顧客に安全な食品を保証できるでしょう。サプライヤーがGFSIによって承認された基準への認証を維持する限り、購買企業の品質マネージャーは監査を必要とせずにサプライヤーの製品を受け入れることができます。このアプローチは任意であり、GFSIはいかなるステークホルダーに対しても方針を打ち出しません。

ベンチマーキング・プロセス

GFSIの中でベンチマーキングは「食品安全関連の認証規格をGFSIベンチマーキング要求事項と比較する手順」とされています。このプロセスは、独立した、偏りのない、技術的に優れた透明性の高い方法で実施することを目的としています。認証規格は、GFSIベンチマーキング要求事項に規定されている国際的に承認された食品安全に関する最低要件を満たしていることが検証されると、GFSIによって「承認」されます。

第三者的な委員長、小売業者、製造業者または生産業者およびGFSIチームを含む中立のベンチマーキング委員会が、予備的なスクリーニングを実施するために招集されます。申請が受理されると、次にベンチマーキング委員会によって詳細に検討され、CPOが関与します。

申請がGFSI要求事項を満たしているとベンチマーキング委員会が判断すると、すべてのGFSIステークホルダーによる書面でのコンサルテーション期間が始まります。ベンチマーキング委員会はその後、GFSI理事会が受理、拒否または認証規格に対する追加修正が行われるまで拒否する、のいずれかを推奨します。

GFSIが実施すること:

  • 農場や加工場から始まり、食品の配送、製造、卸売および小売に至るまで使用されている既存の食品安全基準をベンチマーク化します。
  • 既存の基準とGFSIベンチマーキング要求事項の要件とを比較します。
  • GFSIにより承認されたすべての基準は最低限、GFSIベンチマーキング要求事項の要件となります。

GFSIが実施しないこと:

  • 小売業者または製造業者に対する政策を決定しません。
  • 基準オーナーに対する政策を決定しません。
  • 認定や認証活動を行いません。

サプライチェーン‐承認範囲

2009年、食品サプライチェーンとその様々な範囲を規定するためにテクニカル・ワーキング・グループが招集されました。その結果、GFSIベンチマーキング要求事項に対して今後ベンチマーキングを受けるCPOは、その承認プログラムが対象とする範囲を明記することができるようになり、それにより厳密にGFSIにより承認されているプログラムの構成要素についての意思疎通が円滑になりました。

以下の範囲に対するベンチマーキング基準(主な要素)は現在GFSIベンチマーキング要求事項に含まれています。現在小売/卸売や食品ブローカー/代理人などの範囲を対象とする主な要素はありませんが、GFSIは以下の図に記載されたすべての範囲を対象とするために継続的にワーキンググループを招集しています。